【おせち料理に使われる食材について②】

前回、お正月にいただくおせち料理についてご紹介しました。

おせち料理はまだまだあります。

今回は、田作り、昆布巻き、栗きんとんについて紹介したいと思います。

また、ご紹介の中に「気・血・水(き・けつ・すい)」という単語が出てきます。

こちらをご参考ください。

(気血水については、こちら→ https://goo.gl/bpV76z )



○田作り

田作りは、豊作を祈願する食べ物です。その昔、田んぼの肥料として鰯の小魚を使っていました。実りの多い田を作るという意味で「田作り」と呼ばれています。

使っている鰯は、「気」を補う作用があるので、疲れがちなとき、気分がなんだか乗らない時などの「気虚(ききょ)」と呼ばれるときにいいとされています。

また、体を温める性質もあります。



○昆布巻き

昆布巻きは、「よろこぶ」にかけています。また、これを「養老昆布」と漢字にあてて、長寿を祝うということも言われているようです。さらに昆布を巻くことについても意味があり、昔は大事な書物や絵は巻物にしていたので、おせちでも巻物は文化の繁栄や学問の成就を願っているとされているそうです。

食養生としての昆布の性質は、冷やす性質があります。ですので、体内にこもった熱があるときはこれを収めてくれるのですが、そういったことがないときには、冬場には体を冷やすことが心配ではあるので、温める性質のある食材を食べて補ってきましょう。また、「水」と整える性質も持っているので水の滞り状態であるむくみなどがある場合には効果的です。



○栗きんとん

栗きんとんは、黄金色ですね。その見た目から、金の塊(財宝)として、商売繁盛や金運を呼ぶ縁起物とされてきました。

栗は、温める食材ですので、この時期にはいい食材です。また、胃腸などを丈夫にし、血行を良くするという性質もあります。


ぜひ、おせちを食べる機会があれば思い出してみてください。

あと、半月もするとお正月ですね。その前にくる年末のお掃除も大変ですが、お掃除も日頃できていない部分をするとなると、いつもよりも体を動かす動作が大きくなると思います。これは「体の養生」につながります。そして、掃除を終えるとすっきりとした感じもあるかと思います。これは「心の養生」です。寒くて大変な時期ではありますが、大掃除も自分の養生と思ってすると、大変でも少し前向きになれるのではないでしょうか。

来年1年をいい年にできるような年末をむかえましょう。

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