【ヨーグルトで食養生】

 今回ご紹介したい食養生は「ヨーグルト」です。ヨークグルトは西洋学的な点でみてもビフィズス菌乳酸菌の働きが注目されており、さまざまな乳酸菌が含まれたヨーグルト製品があるかと思います。実は、薬膳の考えでもいい食材で、とくに今の時期にいいものです。ヨーグルトは、調理をしなくとも食べることのできる食べ物ですので忙しい方でもピッタリの食養生です。

まず、なぜこの時期にいい食べ物かと言うと、秋に気を付けたい邪(じゃ)である「燥邪」対策ができるからです。

(燥邪とは? 【これからの時期は「燥邪(そうじゃ)」に注意が必要です】→ https://goo.gl/wZoYsa )


 ヨーグルトには潤す性質があり、さらに作用しやすい部位として漢方学的に考える「肺」があげられています。「肺」は体を潤したり、免疫にかかわる「水」を作り出すところですので肺に作用することで正常な機能が果たせるようになります。また、これは西洋学的にも知られていることですが、漢方学的にも大腸にも作用すると言われているので、便通を良くしたいときにはいい食べ物です。


 また、「気」「血」「水」のすべてにも関わります。

(気血水については、こちら→ https://goo.gl/bpV76z )

先ほどの「潤す」という部分で「水」に影響することはわかると思いますが、ヨーグルトは「気」や「血」にもいい影響を与えます。「気」が滞っている場合には「気」の巡りを良くし、「血」の滞っている場合にも「血」の巡りを良くしてくれます。

乾燥しやすく、また、冷え症や便秘症、ちょっと気分が滅入っている方にはヨーグルトはおすすめです。


 かんたんに食べるには、デザートとして食後に食べたり、少し小腹が空いたりしたときにいいかと思います。プレーンタイプであれば砂糖を加えることがあると思いますが、温め要素をアップさせるなら黒糖を、潤い要素をアップさせるならハチミツを使うといいでしょう。

 また、ヨーグルトを調理に使うこともあるかと思います。例えば、インド料理の「タンドリーチキン」です。ヨーグルトにカレーなどに使われるようなスパイスを加え、そのタレに鶏肉を付け込み、それを焼いたものです。スパイスが含まれるので温め効果はアップします。家庭で作るときにはカレー粉がよく使われていますので、家庭にある材料でも作ることができます。

ヨーグルトは健康にいいとされる代表的な食べ物です。ぜひ工夫して食べてみてください。

おうち漢方

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