【燥邪対策の食材をちょっとひと工夫で効果的に!】

 前回、燥邪にいい食材として、「梨」「れんこん」「トマト」「りんご」をご紹介しました。

(食事での燥邪(そうじゃ)対策はこちら→ http://kampo.saishunkan.co.jp/posts/3088579 )

これらの食材を食べるとき、もちろんそのまま食べたり、好きなメニューにして食べてもいいのですが、今回は、その食材を使ったより効果的なメニューをご紹介したいと思います。


1. れんこん

れんこんは、燥邪対策の中でも、風邪にいい食材です。のどや肺を潤す性質があります。れんこんを食べるときにおすすめのメニューとしては、「れんこんのきんぴら」がいいでしょう。調理する際、もしくは最後の風味付けにつかう油として、ごま油を用いるとより潤いの効果が高まります。また、少し寒い場合は唐辛子の温める性質を用いて少しピリ辛なきんぴらにしても潤すと温める効果を同時に得られます。また、調理中につかう砂糖は、より潤す作用を強めたいときには白砂糖を、温め効果を加えたいときは黒砂糖を使うなど使い分けるのも工夫の一つです。また、れんこんにひき肉を挟んだ「れんこんのはさみ焼き」も効果的なメニューのひとつです。豚肉は潤す性質もありますし、疲労回復にもいい食材です。ちょっと体力もバテ気味のときははさみ焼きがおすすめです。

2.トマト

トマトも潤す性質を持ってるのですが、夏の食材で少し体を冷やす性質を持っています。これからどんどん寒くなってきますので、体を冷やすことは避けたいところです。前回の投稿でも少しお伝えしておりましたが、トマトを加熱することで冷やす性質を抑えてくれます。例えば、スープやソースにすると冷やす性質が和らぎます。また、スライスしたトマトを塩コショウなどで味付けした野菜や肉などと交互に重ね合わせ上にチーズを乗せてオーブンなどで焼くのもひとつの工夫です。その時に野菜は、同じく潤す性質のある人参を用いたり、肉は疲労回復効果を加えたいときは豚肉、潤す効果アップや温め効果を加えたいときは鶏肉を用いましょう。また、チーズにも潤す性質があります。

3. なし,りんご

果物はそのまま食べることが多いですが、ちょっとひと工夫してみませんか。少し酸味が強いなと感じた時にはおすすめです。ワインや水と甘味料で果物を煮て冷やすとコンポートというデザートができます。甘味料として、砂糖でもいいですが、はちみつにしても効果的です。はちみつには、潤す性質が優れていますので肺にもいいですし、大腸を潤わせることで便秘の改善にも役立ちます。また、シナモンがお好きな方は食べるときに少しかけてもおいしいです。シナモンには、体を温める性質が強いと言われています。なしやりんごは、体を冷やす性質があるので、寒くなるこれからはひと手間加えてみてもいいですね。

 食材には、様々な性質があります。そのときに「いい」と思う性質があっても、その反面、出てほしくない性質を持ち合わせていることもあります。ですので、ほかの食材を合わせたり、調理法を工夫したりすることでいいところをしっかり効果的に、悪いところをカバーできるようにしていきながら、「食」を楽しみましょう。

おうち漢方

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