再春館製薬所

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【燥邪対策の食材をちょっとひと工夫で効果的に!】

 前回、燥邪にいい食材として、「梨」「れんこん」「トマト」「りんご」をご紹介しました。(食事での燥邪(そうじゃ)対策はこちら→ http://kampo.saishunkan.co.jp/posts/3088579 )これらの食材を食べるとき、もちろんそのまま食べたり、好きなメニューにして食べてもいいのですが、今回は、その食材を使ったより効果的なメニューをご紹介したいと思います。1. れんこんれんこんは、燥邪対策の中でも、風邪にいい食材です。のどや肺を潤す性質があります。れんこんを食べるときにおすすめのメニューとしては、「れんこんのきんぴら」がいいでしょう。調理する際、もしくは最後の風味付けにつかう油として、ごま油を用いるとより潤いの効果が高まります。また、少し寒い場合は唐辛子の温める性質を用いて少しピリ辛なきんぴらにしても潤すと温める効果を同時に得られます。また、調理中につかう砂糖は、より潤す作用を強めたいときには白砂糖を、温め効果を加えたいときは黒砂糖を使うなど使い分けるのも工夫の一つです。また、れんこんにひき肉を挟んだ「れんこんのはさみ焼き」も効果的なメニューのひとつです。豚肉は潤す性質もありますし、疲労回復にもいい食材です。ちょっと体力もバテ気味のときははさみ焼きがおすすめです。

【秋は「秋バテ」に注意】

 残暑も過ぎ、すっかり秋めいてきましたね。ただ、体には「夏」が残っていること、ご存知でしたか?秋に、「なんだかだるいな」という状態が生じているとき、それは体に「夏」が残っているせいでの「秋バテ」かもしれません。「『秋バテ』といっているのになぜ『夏』が出てくるの?」と思う方もいらっしゃるかと思います。実は「秋バテ」は夏の影響が関係しているんです。「秋バテ」のタイプには大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつは「夏バテ引きずりタイプ」、もうひとつは「かくれ夏バテタイプ」です。「夏バテ引きずりタイプ」は、その名前のとおり、夏バテを引きずったまま秋になってしまっている状態。以前、夏の不調でもお伝えしていましたが、夏は胃腸の不調やだるさなどが生じます。これは「気」の乱れから生じており、もともと虚弱体質や胃腸が弱い人は生じる傾向があります。その状態が、秋になっても続いてしまい、気温が下がってきて、気圧の影響も生じ、自律神経の乱れがさらに生じやすくなることで、改善しにくくなっている状態です。「かくれ夏バテタイプ」は、夏の間は体の不調がなく、元気に過ごせているものの、秋になり「なんだかだるいな・・・」と感じるタイプの方です。実は、この「だるさ」は秋になって体の中で変調をきたしているせいではありません。夏の影響が関わっているのです。夏の間、自分では気づいていなくても自律神経の乱れが生じてしまっている状態。最近では、冷房が効いている場所も多く、体温のコントロールがその時その時で切り替えが必要となります。また今年は、とくに関東地方などでは夏日があったかと思えば、急に肌寒い日が続いたりと例年に比べ体温調節が難しい年でした。その時、体温調節に関わる自律神経は疲れを生じています。しかし、体に不調が生じていないため、あまりケアを行っていませんので、秋まで続いしまいがちです。秋になり、朝晩が涼しくなると、同じように体温のコントロールのために自律神経はさらに疲弊。また、先日の台風のように秋には気圧の変化が大きいときもありますので、そこでも自律神経は体のコントロールのために疲弊します。そうすると、秋のタイミングで「だるい」などの自覚症状が現れるのです。いずれも自律神経の乱れ、漢方で言えば「気」の乱れが生じていますのでこれを整える必要があります。今回は「秋バテ」についてご紹介しました。対策方法はいくつかあります。9月30日(金)の投稿でご紹介したいと思いますので、チェックしていただけると嬉しいです♪