「おうち漢方」は、ちょっとだけ難しい漢方の基礎知識を“1分で読める”をテーマに分かりやすくまとめた、再春館製薬所が運営する「漢方入門サイト」です。

再春館製薬所が教えるおうち漢方

最近“なんとなく不調”が増えてきた気がする…

  • 肌アレが気になる…
  • 最近むくみやすいかも。
  • 花粉症がキツイ…。
  • 冷えで痛みまで…
  • 二日酔いが残る…
  • 肩こりがとれない…
  • 生理痛がつらい…
  • 便秘が続いている…

特に病院に行くほどではないけれど「なんとなく不調(不定愁訴)」を感じたり、身体のバランスが崩れている自覚がある…。そんな「未病」のあなたにこそオススメしたいのが、家でも簡単に実践できる“漢方的ライフスタイル”。イキイキと元気に過ごす毎日をきっと実感できるはず!。

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1分でわかる「漢方の基礎知識」

東洋医学の一部とされる漢方。ここでは、「東洋医学」や「漢方」のイメージをつかみます。

西洋医学と東洋医学の違いって?

西洋医学では
東洋医学では

身体を個々のパーツでみる西洋医学。
身体と心、全体のバランスをみる東洋医学。

病気の原因をパーツでとらえ、強制的に取り除く治療を行う西洋医学に対し、東洋医学は病気を「身体全体の不調和」と考えて、全体のバランスを整える治療を行います。

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「頭痛」を例に挙げてみましょう。西洋医学では、症状を抑え込む頭痛薬を処方します。頭痛薬が胃の負担になるということで、胃薬もあわせて処方されるかもしれません。一方、東洋医学では、「頭痛がしない身体をつくるためのこと」を考えます。「バランスを整えて、根本から治す」ことが東洋医学にとっての「健康な身体」。「病気」を治す西洋医学に対し、「病人」を治す東洋医学、と考えるとわかりやすいと思います。

そのため、東洋医学では、いわゆる「漢方薬」以外にも、身体全体をとらえた、ヨガや気功・太極拳、アーユルヴェーダ、鍼(ハリ)、お灸、ツボなど、さまざまな伝統的な治療法があります。身体全体の調子だけではなく、時には「心の状態」が入っているのが特徴です。

そもそも漢方って何?

 

日本オリジナルの「自然界のエネルギーを
とり入れて健康になる」東洋医学。

「漢方」は、中国の伝統医療(中医学)が日本に伝わって、環境や日本人の体質に合わせて独自に発達したもの。漢方というと「漢方薬」だけを連想するかもしれませんが、実際の漢方の範囲はもっと広く、舌や脈を診ること、食材・レシピによる効能(薬膳)やツボなども含みます。

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漢方には「天人合一」という思想があります。それは、天(自然)と人はつながっていて、人間もまた自然の一部という考え方。自然という大宇宙の中には、森羅万象すべてがバランスを保ちながら存在しているため、その一部である人間の身体に起きるさまざまな現象もまた、自然と強く結びついています。だから季節によって体調が左右されるのは当然ですし、身近にある自然のエネルギーを「生薬」や「食べ物」としてとり入れ、本来の自己回復力を取り戻して健康になれる――というのが漢方の考え方なのです。

なんだか難しそう? いえ、実はそんなことはありません。いつのまにか自分でも実践している「漢方」の例をいくつか紹介しましょう。

漢方って難しい?

 

実は日常的にとり入れている、
漢方の知恵もたくさんあります。

身近な漢方も意外に多いもの。例えば、冷え性の人は、ショウガが効くと聞いて、紅茶にショウガを入れて飲んだことはありませんか? 食卓でもおなじみの七味唐辛子も、それぞれの効能を考えて配合された、漢方の知恵が活かされているもののひとつ。

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疲れたときは湯船に浸かって、足のツボを押すこともありますよね。また、みなさんにとっておなじみの「女子会」もそのひとつ。「美容にイイ!」と火鍋やコラーゲン鍋などを選ぶことは、その発想がすでに漢方的な考えですし、さらに女子トークで盛り上がることは、ストレスを発散して心を落ち着かせるという「養生」の観点からも、漢方の考え方に沿っています。改めて聞くと、「漢方」って意外に身近なものですよね。

そして、漢方は「なんとなくとり入れる」よりも、「効果を知ってとり入れる」方が、確実に効果がアップします。さらに、自分の体質タイプを知っておき、最適な対策をとることができると効果も倍増! つまり漢方にとって大切なのは、まず自分の身体を知って、向き合うこと。さっそく、効率的な“漢方的ライフスタイル”のために、もっと自分の身体を知ってみましょう!

「証=体質」を知る

あなたのもともとの体質は?自分の身体のバランス状態をチェックしてみましょう。

【熱証と寒証】もともとの体質タイプのチェック

漢方のベースになるのは体質を表す、「証」という言葉。漢方は、もともとの体質タイプやその時の体調などのさまざまな「証」を組み合わせて身体全体をとらえ、バランスの良い状態に導きます。同じ病気には同じ薬を処方する西洋医学に対して、漢方では患者、つまり「証」によって治療が異なります。例えば、高熱が出た場合、「暑くて汗をかく症状が出る人」と「悪寒で震える症状が出る人」では、「証」が異なるため、対処法もまた違ったものになります。

まず、あなたの不調のタイプが「熱」なのか「寒」なのかを知るために、自分の身体のバランス状態をチェックしてみましょう。

『漢方体質チェック』をしてみる(新しいウインドウが開きます)

あなたはどのタイプでしたか?

熱証の人

体力があって、身体の機能が過剰に高まりやすい。身体に熱がこもりやすく、顔が熱っぽい、もしくは赤くなる、ほてる、口が渇く、尿が濃い、便が固いなどの特徴があり、冷たいものを好み、温かいものを避ける傾向があります。実証の人がなりやすい。

身体の余計な熱を
とりのぞく
寒性・涼性の食べ物

他にも、身体のバランスを整える平性の食べ物をとる必要があります。

▼ 身体のめぐりをよくして熱を取り除く食べ物

  • 水分の多い食べ物
  • 生野菜(葉菜類)
  • 暖かい地方でとれる食べ物
  • 白い食べ物
  • 熱証の方に適した食材
  • 熱証の方に適した食材

寒証の人

身体を温める力が不足しているため、抵抗力や免疫力が衰えがちで疲れやすく、寒気や手足の冷えを感じる、顔色が悪い、尿が透き通っている、下痢をしやすいなどの特徴があり、冷房や冷たい飲み物などを避ける傾向があります。虚証の人がなりやすい。

身体を温める
作用のある
熱性・温性の食べ物

身体を冷やさないことが大切。他にも、バランスを整える平性の食べ物をとる必要があります。

▼ 血行をよくして身体を温める食べ物

  • 薬味類
  • 寒い地方でとれる食べ物
  • 黒い食べ物
  • 寒証の方に適した食材
  • 寒証の方に適した食材

平証の人

身体が暑くも寒くもなく、偏りのないバランスのとれた状態。

平性の食べ物を
中心に
バランスよく

寒性・涼性・熱性・温性のものを組み合わせながら、できるだけ現状を維持しましょう。

▼ 中間の性質をもつ食べ物

  • 主食になっている食べ物
  • 黄色や薄茶色の食べ物
  • 平証の方に適した食材
  • 平証の方に適した食材

※上記例でご紹介した食材は傾向としての食品群につき、例外となる食材もあります。

食材の性能一覧表-タイプ別 食べる食材が一目でわかる-

かんたん!美味しい!旬の食材を使った "薬膳レシピ"

さっぱり!梅きゅう汁

[ 食材:キュウリ ]

材料(2人分)

  • シジミ・・・50g(10個)
  • 緑豆・・・10g(40粒)
  • 梅干・・・20g(2個)
  • ミョウガ・・・20g(1本)
  • キュウリ・・・40g(1/2本)
  • 水・・・400cc
  • 鶏ささみ・・・80g(2本)
  • 塩・・・小さじ1/2
  • ナス・・・40g(1/2本)
  • みりん・・・大さじ1/2
  • カロリー:101kcal
  • 塩分:2.1g
  • 調理時間:20分

作り方

  1. (1)キュウリとナスは縦半分に切り、斜め薄切りにします。
  2. (2)鶏ささみは斜め薄切りにします。
  3. (3)ミョウガは縦半分に切り、縦に薄切りにします。
  4. (4)鍋に水・シジミ・緑豆を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして梅干を入れます。
  5. (5)10分ほど煮たら、(2)の鶏ささみ・(1)のナス・塩・みりんを入れます。
  6. (6)ナスに火が通ったら、(1)のキュウリ・(3)のミョウガを入れ、ひと煮立ちしたら火を止めます。
熱証の方は
シジミをレシピどおりに
入れてみましょう!
寒証の方は

むき海老シジミ
入れ替えてみましょう!

水をかつおだし汁にして、むき海老は
鶏ささみと一緒に入れます。

さっぱり!梅きゅう汁のできあがり

苦瓜の味噌焼き

[ 食材:苦瓜(ゴーヤ) ]

材料(2人分)

  • 苦瓜・・・40g(1/4本)
  • 小麦粉・・・50g(1/2カップ)
  • 絹ごし豆腐・・・50g(1/8丁)
  • 陳皮・・・適量
  • スズキ・・・50g
  • 水・・・100cc
  • 松の実・・・5g(24粒)
  • 白味噌・・・大さじ1
  • なつめ・・・4g(2個)
  • しょうゆ・・・小さじ1
  • 片栗粉・・・大さじ1
  • 酒・・・大さじ1
  • 砂糖・・・小さじ1
  • カロリー:213kcal
  • 塩分:0.6g
  • 調理時間:30分

※陳皮(ちんぴ)とは:みかんの皮を乾燥させて作る調味料です。

作り方

  1. (1)小麦粉、陳皮、水を混ぜて生地を作り、クレープ状に焼きます。
  2. (2)白味噌・しょうゆ・酒・砂糖を混ぜあわせます。
  3. (3)絹ごし豆腐の水を切り、スズキと一緒にフードプロセッサーかすり鉢でペースト状にします。
  4. (4)苦瓜を縦1/4に切って、薄切りにします。
  5. (5)(4)の苦瓜とお湯で戻した松の実、薄切りにしたなつめ、
      (2)の半量に片栗粉を加えて(3)を混ぜます。
  6. (6)(5)を(1)で包み、小麦粉を水で溶いたものをのりにして閉じ、
      フライパンに蓋をして弱火で蒸し焼きにします。
  7. (7)(6)の表面に焼き色が付き、中が硬くなってきたら、
      (2)の半量を上に塗り、さらに1分ほど蒸し焼きにします。
熱証の方は
苦瓜をレシピどおりに
入れてみましょう!
寒証の方は

シソ苦瓜
入れ替えてみましょう!

(6)(5)をシソで巻いてから(1)で包んでください。

苦瓜の味噌焼きのできあがり

キスの百合梅焼き

[ 食材:キス ]

材料(2人分)

  • キス・・・120g(開き2枚)
  • 陳皮・・・1g(小さじ1)
  • 百合根・・・30g(1/2個)
  • 塩・こしょう・・・少々
  • 空芯菜・・・80g(1袋)
  • しょうゆ・・・小さじ2
  • ニラ・・・30g(1/3束)
  • ※空芯菜はホウレン草でも
    代用できます。
  • 砂糖・・・小さじ1
  • 人参・・・10g(1cm)
  • 小麦粉・・・32g(大さじ4)
  • 春雨・・・20g
  • 水・・・50cc
  • 黒酢・・・大さじ1
  • サラダ油・・・大さじ1
  • 梅肉・・・小さじ1
  • カロリー:254kcal
  • 塩分:1.9g
  • 調理時間:30分

※陳皮(ちんぴ)とは:みかんの皮を乾燥させて作る調味料です。

作り方

  1. (1)百合根はさっと茹でてからつぶし、小麦粉・水を混ぜます。
  2. (2)空芯菜・ニラは5cm長さに切り、人参はせん切りにします。
  3. (3)春雨はお湯で戻してから5cmの長さに切ります。
  4. (4)キスに塩・こしょうをしてから(1)をつけ、サラダ油を熱したフライパンで中火で焼きます。
  5. (5)キスを取り出したフライパンで(2)と(3)を炒め、
      梅肉・陳皮・黒酢・塩・こしょう・しょうゆ・砂糖で味つけをします。
  6. (6)(5)と(4)を器に盛ります。
熱証の方は
空芯菜をレシピどおりに
入れてみましょう!
寒証の方は

ショウガ・白キクラゲ
空芯菜を入れ替えてみましょう!

ショウガは千切り、白キクラゲは
水で戻した後に千切りにし、(5)に加えて
炒めます。

キスの百合梅焼きのできあがり

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